気休めの音楽を流す

ふたりに夢を見つついまさらどんどん沼に沈む

”相反する複雑な美しさを忘れずに歌い継いでください。”

SOGS見ましたか!KinKi Kidsの特集コーナー本当に素敵な構成に作ってもらって…涙出て鳥肌立った。これは繰り返し見ることになると思う。

松本隆さんの作詞が元々好きで、っていうのは前にもブログに書いたことがあるんだけど、松本さんのキンキに対する眼差しも相当研ぎ澄まされたもので、ホント「硝子の少年」という世界観を生み出した御仁なだけある…ひたすら平伏。

硝子の少年のパフォーマンスも素晴らしくて、カメラワークも二番からダンスが入る構成も、すっごいすっごいすっごい良かった。まさかフルで歌ってくれるなんて…!!貴重…!

二番まで歌っても、これだけずっと緊張感に満ちていて、差し迫っているようなシュッとした感じなのは、キンキならではだと思う。全然うまくいえないんだけど、この孤高な感じはキンキの持ち味だし、松本さんの歌詞も「そこに取り残された」ような雰囲気を作り出してるように思う。(stay with meって歌詞にもあるし…。)

それからそれから、松本隆さんからキンキのふたりへのメッセージもやっぱり言葉を使うひとは凄いわ…って感心するくらい心に響く印象的なメッセージだった。

松本さんの所属してたバンド、はっぴぃえんどの大滝さんとの関係性を例に上げて、「……相手が生きていようと死んでいようと何も変わらない点線が引かれていて、それはもう永久に続く。」「おそらくKinKiの二人もそんな感じになるのではないか。」

「ぼくはKinKiに、青春の壊れやすさと、その破片のキラキラ輝く感じと、何度壊されてもそこから立ち上がる魂の強さを書いてきた。その相反する複雑な美しさを忘れずに歌い継いでください。」

はあー、なんて綺麗なイメージか…多くの人が夢を見てしまうKinKi像、壊れやすいが故の美しさと何度も再生する強さ、それを繰り返して繰り返して、永遠に続く…んだなあ…ああ、なんて綺麗…。

メッセージを聴いてるとき、聴いた後のふたりの反応も素敵だった。

あと、「それはもう永久に続く。」「歌い継いでください。」っていうところがフックのように引っかかる。実際は、永遠なんてのはありえないことを逆説的に感じ取ってしまうのは、KinKiに関してセンチメンタルに走りすぎてるせい、だろうな…。

その後、「ボクの背中には羽根がある」と「スワンソング」も歌ってくれて、剛君が終始目がうるうるしてたのを確認して、番組が終了した。

やっぱり!もっと!歌ってくれよ!!!いいよいいよ~、あと、当落はまだか(ボソッ)…いや、まずは新曲が楽しみ、歌う二人がたくさん見られることをヒジョーに期待してる…!