何度でも振り返りたいキンキコン(KinKi以外の感想)
しつこいようですが2日間行ってきたKinKi Kidsのコンサートについて書く。書かせてください。
ネタバレ注意。
ステージ演出に関して全然詳しくないけど、ド素人の目から見ても”二人組アイドル兼アーティスト”としてのKinKiの成熟したステージ作りには、かなりの感銘を受けました。
正直、この席で楽しめるかな…?って最初は思ったけど、予想を大きく裏切って最高に楽しめた!KinKiさん要素以外でも楽しかったポイントを書き出すと、
- たくさんのパフォーマーと多様な演出
200人くらいと光一さんが言ってたけど、ほんとに多くてステージが賑やか。
オープニングで大迫力のハーモニーを響かせた方々(入場してくるとき、「人、多くない?」って話す人が周りにたくさんいた)、高校生のプロ顔負けのマーチングバンド部隊、曲ごとに凝った衣装のステージ上のダンサーさんたち、もちろんストリングス、金管部隊、バンド…すごく贅沢に人員を投入しているなという印象だった。
もちろん二人だけで魅せる曲もいくつかあって、そのふたりぼっち時とのギャップもね、とても良い。
- 生演奏バンドの厚さと名曲の多さ
名曲が多いのは言わずもがななんだけど、とにかく生演奏最高。
「Misty」導入部のアドリブの美しさ、「愛のかたまり」の入っていくときのどう転んでも切なさいっぱいの演奏、「やめないで,Pure」のリフ?のぞくぞく迫る感じ、「Secret Code」始まりのタラッタラッ・・タラーというトランペットの凄まじい音圧、「願う以上のこと 祈る以上のこと」の金管楽器の華やかさ、「ボクの背中には羽根がある」のサビの重い進行・・・思い返しても、うっとりする。
ドラムの方は山下達郎さんのコンサートでも叩いてる方、そんな縁もあったり・・・と紹介されてたり、山下達郎作曲&松本隆作詞の「Kissからはじめるミステリー」はキンキさんも”本当にいい曲、ベースだけ2時間でも聴ける”と話すくらい、後の世に残すべき名曲だと思う。
------------------ちょっと脱線-----------------
っていうか、本当に名曲揃いだったし、最新シングルとそのカップリングもコンサートで聴いてみると、確かな「応援ソング」らしさを感じたね?
なので、思いつきで今回のセットリストで演出やら衣装やら諸々も含めて打順組んだ。
1(中)愛のかたまり
2(右)願う以上のこと 祈る以上のこと
3(一) Anniversary
4(遊) Kissからはじまるミステリー
5(三)Misty
6(捕) ボクの背中には羽根がある
7(ニ)もう君以外愛せない
8(左)鍵のない箱
9(投)SNOW!SNOW!SNOW!
新曲の入る隙が無かった…「ココロがあったんだ」も「ちがう道、おなじ空」も好きよ!
----------------------------------------------------------脱線終わり。
- キンキさんのドーム内上下前後移動
どの席でも満足感があったのは、キンキさんが縦横無尽に動いてたっていうのもあるんだろうな。
☆アリーナの周りを客席に手を振りながら後方ステージ/前方ステージへ移動、動く台座?を含めて→3、4回くらい
☆ムービングステージで客の真上を通りながらドームの真ん中突っ切って後ろに向かう→1回
☆飛行船のような気球でステージ側から後方へ、その後交差してぐるっと前に戻ってくる→1回
☆ステージ上、左右の2つの塔の上で歌う→「願う以上のこと 祈る以上のこと」と「ボクの背中には羽根がある」も?
☆スタージ上、中央のエレベーターのように上下する足場でドームの天井近くまで上がる→「Harmony of December」で上昇し「SNOW!SNOW!SNOW!」で下降
ステージ上も立体的で、張り出してくる丸いステージ上で踊ったりとか・・そんなにステージに近くなかったので詳しくは分からなかったけど、とにかくよく移動してるなあと思った。
キンキさん、コンサートでよく高いところにいるけど、そんなところに行く意味ってなんだろう?って画面上で見てるときはあんまりピンとこなかったんだけど、実際にドームで見たらその理由がすごくよく分かった。
目線が変わって、空間のY軸を感じることで、思わず注目してしまう見応えが生まれるんだなあと。あんまりY軸というか、高さを感じることって日常でないし、だいたい何かを見上げてるときは「高いな~」って感嘆してるときだしね…。
- 凝ったセットと照明演出
何万のペンラや無数に投射されるライトも、空間の奥行きを意識させる装置として機能してた。私の1日目の席は横側で二階席だったので、ステージよりもむしろドーム全体を見渡してペンラ綺麗、照明すげえ…!って感動しきりだった。
まさかBlu-rayで見ている美麗映像が、そのまま肉眼で実際の空間に見られるなんてオカシイ…と思うくらいに、照明が綺麗すぎて技術力の高さをまざまざと感じた。
2日目の席で、でかくてゴツい照明装置の柱を確認し、照明へのこだわりを確信した。柱には「KinKi Kids」って文字のブロックが貼りついてて、とにかくドーム全体で「KinKi Kids」ってブロックがたくさん見られて、色が変わっていくのもあったりして、お金がかかってるなあ…。
- 衣装のきらびやかさと細かさ
前にキンキのコンサートをテレビで妹と一緒に見てたら、ダンサーさんの衣装オタの妹が、「キンキは衣装が王子っぽくていいね」とかなり食いついていた。うむ、分かってくれるか、妹よ。今回のコンの衣装も最高だったと妹に伝えたい。
二階席の遠目からでもキラッキラしてるのが分かったし、オープニングの衣装もきらびやかな王族みたいだった。
ハモデのときの衣装もなんだろうな、色味的には東欧の貴族かなって感じだし、愛かたからのまばゆい白の上下に棒タイは至高でしたし…茶色だか(By光一さん)ゴールドだかっていうMistyからの衣装も、ライトの色によって違う色に見えて(Mistyからパープルの照明があたってるときは、パープルっぽくも見えた)素敵でした…。
かなり細かくて手の込んだ衣装なのがスクリーン越しでも分かったし、どの衣装もディテールを見たら唖然としそう…ここも高い技術力を感じる部分。
全体的に、技術力アンド技術力アンド技術力、人員も投入じゃあ、お金かけるぜー!^^という気概の見えるステージで、キンキさん以外の要素も大大大満足でした。ありがとう、そしてありがとう!
これもやはりKinKi Kidsというユニットがこれまで培ってきたもの(アイドルとしての経験値、歌唱力、舞台演出のノウハウ、熟練したおしゃべり…などなど)が土台にあるからこそ、こういった作り込みが可能になるんだろうな。
前の感想でも書いたけど、こういったかなり練度の高いステージをたっぷり贅沢に味わうことのできる私は幸せでした…!こういうところ、本気でもっともっともっと評価されるべきだと思う。