気休めの音楽を流す

ふたりに夢を見つついまさらどんどん沼に沈む

ふたりぼっち問題

ベストアーティスト2015観てました。

愛のかたまり、もちろん素敵だったけど、やっぱりKinKi×生バンドでさらに映える曲だと思う…!あとイントロもっと聴かせろよ~、メドレーだから仕方ないんだろうけどさ…。

でも、キンキをメドレーのトップバッターにすると、後続の子たちの歌声とのギャップが凄くて驚く。歌が上手いとかいう尺度の話じゃなくて、表現力の質感の差。

あと、まさかぶいさんたちが、Be Yourself!歌うと思わなくて、テンション上がった~!ああいう曲が今は逆に新鮮で、流行りのEDMより絶対ダンスグループには合ってると思った(wait for youはEDM取り入れてたけど)。

歌終わりにマイク置いたとき、思わず叫んだよねー!まさか20周年イヤーの今、テレビでバク転するなんて~、テンション上がる!アクロバット的な身体の使い方するグループって、なんか貴重。今日、ぶいさんが歌ったBe Yourselfと愛なんだってチョイスも最高でしたね。

夢を見れば傷つくこともある…キンキさんのハモリの切なさクオリティーは唯一無二…サビのユニゾンの厚み(ふたりなのに!)も本当に引き込まれるし、力あるなあ…だから好きになったんだ…と噛みしめてた。

特に、Cメロ後の大サビの入りがさ!あの緊張が高まる感じは、というか、この切迫感はキンキにしか出せない。それはキンキが単なる「男性デュオ」じゃなくて、「アイドルコンビ」だから、そこに常に発生する危うい緊張感とキラキラの価値が生まれてるんだよ…。

カトゥーンの田口くんが脱退するっていうのも見てたけど、これから3人組になるカトゥーンのこと考えると、改めてキンキの「ふたりぼっち問題」に胸が締め付けられる思い…。

滝翼は、個人名で結ばれてるユニット名の二人だけど、キンキの場合は、「s」で一括りにされてるから、自分がKinKi Kidでもあるし、自分たちがKinKi Kidsでもある。なんていうか、キンキという一つの動物(煮付けにするやつ…?)の頭と尻尾みたいな関係と存在?両端が全体である動物を生かそうとバランスをとってるような。

「ふたりぼっち問題」っていう言葉が今日はなぜか浮かんで、その問題に他ならぬキンキのふたりがずっと向き合ってきているんだな…というのを改めて実感した夜だった。…ずっと君と生きてくんだね~、最後の人に出会えたよね~(泣)