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気休めの音楽を流す

ふたりに夢を見つついまさらどんどん沼に沈む

新参者が改めて衝撃を受けたKinKiの歌みっつ

普通に生きてるだけでKinKiの曲は耳に入ってきたわけですが、最近ふたりに注目するようになって改めて衝撃を受けた曲がある。曲以外でも、ふたりに関して知れば知るほど衝撃を受けることは多々あるんだけど、とりあえず曲縛りで3つ。

 

1. 「ボクの背中には羽根がある

安定の作詞:松本隆…。この方の作詞大好きで、「風をあつめて」も「星間飛行」も言葉のチョイスと並べ方にほんと才能しか感じない。(今、初めてWikiで調べたら、めっちゃお坊ちゃんのエリートだった…。)松本隆作詞のKinKiの曲は他にもあるけど、特にこの曲の歌詞とメロディの調和、KinKiとの親和性は見事。

歌詞を文字で読む分にはそんなことないけど、KinKiのふたりのことを知ってから、彼らが歌ってるのを聴くと、まんま彼ら自身のことを歌っているように聞こえる不思議。羽根があっても納得できるほどのアイドルっぷり。気がついたら、いつも高いところにいるし。

あとは、歌詞から「ボク」と「君」がとても近い距離にいること、”悩んで沈んだ日々もそばにいればホッとした”や”みんな振り向いて見てる”や”どんな辛い未来がきても二人だったら乗りきれるさ”ってところから、その「ふたり」と「周り」の距離感が遠いこと、すごくKinKIです…。ふたりぼっちで孤独で、でもふたりでいられたから幸福なんだろう。幸福感と破滅的な終末感を漂わせる美しい曲調と歌詞、似合い過ぎます。

 

2. 「愛のかたまり

心配性すぎなあなたは電車に乗せるのを嫌がる

まるでかよわい女の子みたいでなんだか嬉しいの

この、歌いだしの歌詞!これ、KinKiふたりの関係性を象徴的に表してる、って最近発見した。ってか、全体的にやっぱり剛さんがKinKiの関係性の影響を強く受けてる、んじゃないか。

「電車に乗せるのを嫌がる心配症なあなた」も、それを「なんだか嬉しいの」っていう女も、どっちもなんか重いし理解できんな…って個人的には思うわけだけど、このふたりのことを念頭に置くと納得できてしまう。相手の意向に対して、素直に受け止めて、「なんだか嬉しい」って心を動かすような相互関係性の文脈をKinKiは持ってる。

”ついて行きたくなっちゃうの”や”今だけを見て生きていればいいのにね”なんか、不安定で刹那的でなんか暗い感じ、このトーンに感情移入できなくて納得いかなくてもKinKiが歌うと説得力がある。で、説得力があるのがある意味ショッキングではある。その説得力が名曲の所以。すごいアイドルグループだよ本当に…。

 

3. 「Black Joke」

この曲を初めて聞いたときは、KinK Kidsみたいなグループはやっぱこういう歌を歌わされるんだな、すげえな。くらいの軽い印象だったけど、多少知識がついた今聴くと、KinKiがこの曲歌ったんだ、成立しちゃったんだ…っていうところに衝撃を受ける。KinKiがリアルで展開してることと、歌の内容がギリギリ重ならないようでいて、少しは交錯してしまってるような錯覚を起こすところ。こういう仕掛け方ができるKinKiはやっぱり凄いし、この曲のいいところはふたりに対してちょっぴりチープすぎる感じもなくはないけど、これだけカラッとした曲調で歌われると、心が救われたような気がして、泣ける。この曲の外野がいなくて多幸感な感じはよい。

 

3曲挙げてみたけど、全然語り足りた気がしない…!なぜ!

いろんな曲が意味を持ってくるのは、KinKi Kidsというアイドルグループが持つ文脈、メッセージ性が強固だからだと思う。このグループとして語りたい感じ…!